2013年12月6日金曜日

第50回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会 超個人的グループリーグ評


国立に向けた戦い!


久々に大学選手権の舞台に参戦するという事もあり、非常にテンションが高いです。
今回は4つのグループリーグの見所を、個人的にまとめておこうと思います。


【Aグループ】



大東大はここからよくぞ立て直した

朝日大学の皆様、ようこそ! 大学選手権へ!
少なくとも、このグループに関しては朝日大学の視点でラグビーを見るのも面白いのではないだろうか。
大量失点というリスクもあるが、福岡工大戦を見る限りでは「好印象」の働きぶり。
対する相手も好チームが揃ったのは、幸せなことだろう。
尻上がりにチーム力が挙がる大東大、壮絶な試合の末に立命館を下した関西学院大。
本来であれば、両チームとも「穴馬」に挙げたいのだが…優勝候補筆頭の強さについてはココで触れる必要もないだろう。
多分、朝日大ラグビー部にとって、殆どの選手が初めての秩父宮。
「実力トップと最下位の対決」以上の価値を生み出せるかだろうか?

<予想>◎帝京大 ▲大東大 △関西学院大 ×朝日大
流石に本命が吹っ飛ぶ事は無いと思うので…大東は勿体ないグループに入ったと思う




【Bグループ】



優勝チームの矜持を見せられるか

帯に短し襷に長し。
「死の組」と言うほど厳しくも無いが、それぞれこの秋は傷を抱えたまま戦いを挑んでいた。
昨年度選手権準優勝校の筑波大。
苦戦の要因は怪我人と、何とも形容しがたい不利な日程。
BKには福岡を筆頭に、非凡なメンバーが揃う。
あとは連携を深められるかどうかだが。
リーグ戦優勝校の流通経済大も初の4強を目指したいが、選手権での経験値は乏しい。
個々人のインスピレーションが結合するととんでもないラグビーをするのだけれども…
同志社は関西の2番手を終始キープ。
しかし、集中力が切れてしまった最終戦で、少しケチがついたか。
そう考えると、一番地味に隠れていた日大が少し怖い。
尻に火がついた中大戦では、捨て身の攻防で地獄からの生還を果たした。
昨年も東海大と打ち合いを行い、近大戦で勝利を挙げた不気味な実績。
ノンプレッシャーで捨て身の敵に、手負いの3者はどう対峙するのだろうか?

<予想>◎筑波大 ○同大 ▲流経大 ×日大
このグループは初戦がキーになる。同大が筑波に粘れるか、流経大が前の試合を引きずっていないか?
少し序列を崩したのは、展開的に筑波順当&流経苦戦と踏んだから。
最悪の場合、2勝1敗でAPやBPも巻き込んだ「ハナ差」決着も有る。


【Cグループ】



中大遠征時のひとコマ。ダブルスコアでやられました…

「死の組」というイメージに一番近いのはココだろうか。
勢いの2校と実績の2校という縮図になると思う。
予想屋としては勢いを買いたい。15日の瑞穂が天王山だ!
組織力の立命大。春に試合を見てあまりの強さに驚いたが、関東とは違う「スピード感」を持ったチームである。
宇佐美、萩原らのFW陣の動きに注目して欲しい。
東海大は対流経大戦で一気に名を轟かせた。というか、今は早い段階で当たって良かったとしか…
FWとBKの役割が折り合い、どこからでもトライが取れる体制が出来ている。対戦相手によって、トライの奪い方を使い分けていくのだろうか?
対抗戦の2校は…少し良いイメージを抱きにくい。
ここ2戦で一気に調子を崩した慶大と、ゲームメイクとやりたいラグビーの狭間で揺れる明大。
こういうのもたまに穴を開けるのだが、やはりしっかりチームをつくってきたところに勝負の神様は微笑んで欲しいのだ。

<予想>○立命大 ○東海大 ▲慶大 △明大
15日の瑞穂が一番熱い戦いになるという期待を込めまして…


【Dグループ】



対抗馬はヒーローか、それともヒールか。

早大は直近2試合で再びギアを挙げてきた感もある。
とは言え、対抗馬の対抗馬も「無風」とは言わせたくない。
ハナを切るのはヘラクレス。FWには独特の圧力があり、それを活かすパント攻撃はどこまでハマるのか。
マークする2頭は久々の出走になるが、密かに隠れているモスグリーンと紫紺の血統が、臙脂へのジェラシーで疼いていることだろう。
両者とも失点が少なく、スーパーブーツもいる。ゲームメイクが上手く行けばという、淡い期待を抱いてしまう。
それでもやはり…最後方から一気に繰り出す藤田慶和の末脚は、想像しただけで恐ろしい。

<予想>◎早大 ▲中大 ▲京産大 △大体大
いくら身びいきしてきたとは言え、買うなら早大という事でお許し下さい…。
とにかくロースコアに持ち込めば…というのが早明戦で見出した個人的な光明です

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