2014年1月22日水曜日

チャレンジャーとは何か? ~トップチャレンジ第2節の横河武蔵野アトラスターズより~



【試合寸評】


○福岡サニックス 113-7 横河武蔵野アトラスターズ●

福岡が素晴らしいアタックをみせつけての快勝劇だった。
80分間アタックの手を緩める事はなかったが、特に印象に残るのはオフロードパス。
相手の低いタックルをあざ笑うかのように、ボールは前へ前へと動いていった。
それを成し遂げる、フィットネスや体幹の強さもTL時より強化されている印象だ。
MOMは菅藤とスレイマンをそれぞれ推したい。

とにもかくにも、サニックスはTL時代とは違う印象を受けた。
前半は風上ということもあり、キックで陣地を奪いながら戦いを進めていった。
これまでのの「貧弱だけど打ち合い上等!」というイメージは薄く、状況を読みながらゲームを進めていったのは好印象。
FWの強さについては次のHonda戦に持ち越しとなるが、充分戦える期待感は持っても良いだろう。


…100点ゲームは沢山観てきたが、流石に贔屓チームが「100点負けた」側になると堪えるものがある。

とにもかくにも、横河武蔵野のディフェンスは甘かったと言わざるを得ない。
低いタックルはオフロードパスに、前に出るディフェンスはゲインのためのスペースに変わった。
相手が福岡サニックスという、特殊な攻撃を持ち味としているチームだからこそ、いつも通りの戦い方を徹底させたのには疑問が残る。
フィジカルとディフェンスの強化は、来季への課題として残るだろう。



実力が劣るからこそ「チャレンジャーの精神」で挑んで欲しかったのだが、そういう部分でも物足りなさを覚えた。
ピッチの選手達も奢っていた訳では無い。
だが、「スコア以上にもっと出来るのに…」という悔しさを、最後まで拭う事が出来なかった。

辛かろうが苦しかろうが、横河武蔵野にはあと2試合残されている。
消化試合とせず、何らかの傷跡を残して欲しい。
それがチャレンジャーとしての戦う姿勢だと思う

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