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アメリカ戦も終わってみれば危なげない試合となった。
前半はアメリカの「ボールを殺すタックル」に苦戦し、上手い具合にボールリサイクルが出来ずにいた。
そんな厳しい状況を打破したのが、37分のツイのトライだった。
低い姿勢を徹底し、ブレイクダウンで優位に立ったのが大きかった。
これで息を吹き返したのか、後半は日本のトライラッシュ。
後半12分のスクラム→ペナルティトライも「日本の進化」を象徴しているのではないだろうか。
堀江のスローイング技術向上も含め、セットプレーのレベルもこの3戦で大きく伸びた部分である。
ところで、このスクラムトライについては賛否両論が分かれた。
五郎丸のキックも好調だったこともあり、「早い段階でPGを狙うべきだったのでは?」というものである。
合理的に考えれば、アメリカ側にシンビンが出た時点でPGを選択するのがベターであろう。
仮に外れてカウンターを食らっても、1人少ない状況ならばトライを奪われる可能性も下がる。
が、選択したのはスクラムだった。
これを「非合理的」や「旧態的」「ゲームコントロール不足」と批難する事は可能である。
また、「最善のモノをに拘ったっていい」とか「ラグビーは楕円球のかたちのように、偶然と非合理のスポーツだから…」と反論するのも、決して悪い事じゃない。
なんとなく、「結果オーライ」な部分があったと私は感じる。
でも結果が出るのならば文句は言えない。
選択の難しさ…多分エディジャパンは「合理的」に選択をし続けるチームに変貌していくと思うのだが、果たして?
【おまけ】
アメリカ戦で一番印象に残ったのは、実は相手14番のルーク・ヒュームだったりします。
知的に相手を抜き去る姿は、あまり日本ラグビーにはいないタイプ。
トイメンの藤田も大いに勉強になったことでしょう。
【おまけ②】
第1試合は日差しを避けてゴール裏観戦。
トンガ人サポーターが大挙して歓声を送っていました。
※少々ぼかしを入れています
負けたのにも関わらず、試合後は叫びながらゴール裏を走り回る。(ルージング・ラン?)
はたから見たら自棄だけど、これはこれで「楽しいラグビー」でもある
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