2013年6月15日土曜日

【ラグビー】日本代表対ウェールズ代表戦で注目している3つのこと

6月はラグビーバカになりそうな気がします。
という訳で、ドキドキわくわくそわそわのウェールズ戦に向けて、簡単な備忘録です。


①組織的に守りきれるか


以前のエントリーでも指摘したが、日本代表の問題点は各選手の「守備範囲の狭さ」。
タックラーと呼べる選手もおらず、トンガやフィジーのように奔放にボールを展開されると、応用が利かず数的不利の状況になってしまう。

そう考えると、着実に攻撃を仕掛けてくるウェールズは「守り易い」チームであり、思いのほか「守備の破たん」は目立たなかった。
しかし、トライのシーンのように、勝負どころで攻撃のテンポを上げてきてしまうと、やはり数的不利の状況になってしまう。
スピーディーになった時、どういうディフェンスのかたちを見せるのか?
勝負の分かれ目になりそうな点である。


②「天の利」を見方につけろ


花園での第1試合とは打って変わって、秩父宮でのゲームはお天気が心配である。
また、湿度も高く、気温以上に暑さを感じそうな試合になりそうだ。

Jsportsが01年のサントリー対ウェールズの試合(打ち合いの末、なんとサントリーが勝利!)を放送してくれたのだが、そこでもカンカン照りの中、プレーが散漫になるウェールズの選手が映し出されていた。
「たかが天気」と言い切るのも、少々危険だと思う。

ウェールズの選手たちも日本の気候に慣れてきたのか?
もしかしたら降るかもしれない、雨に選手はどう対応するのか?
(雨の試合はフィジー戦で経験済みなので、日本の方が言い訳できないが…)
「天の利」はプレーヤーにとっても重要なファクターである。





③廣瀬俊朗の無形効果

怪我の影響で、キャプテンの廣瀬はここ数試合欠場を余儀なくされていた。
今回のウェールズ戦が代表復帰戦となる。

実を言うと、自分の中では廣瀬という選手の評価は低かった。
確かにキャプテンシーは高い。
だが、WTBとしては速くも無く、強くも無く、派手でもない。
「強くて速くてトライが獲れる」WTBが好きな身ゆえの理由である。

廣瀬不在時はカーワン時代に主将だった菊谷がゲームキャプテンを務めた。
菊谷も決して「キャプテンシーの無い」選手ではない。
(カーワンと菊谷がセットだったからこそ、自分はあの頃の代表は好きだった)

しかし、試合を見るたびにじりじりした気分になってしまった。
どうも菊谷が「キャプテンとして」目立つシーンが少ない。

むしろ廣瀬不在というのがひしひしと伝わってくるばかりだったのだ。





影響力の強さ、そしてピッチにいるだけで生み出される「無形効果」とは何なのか?
という訳で、今回のウェールズ戦の裏テーマは「廣瀬主将の再評価」という事になりそうである

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