2013年11月7日木曜日

【超個人的試合レビュー】ラグビー日本代表対オールブラックス


ドヤ顔過ぎていらっとしますね…w


試合に関するエッセイは現在執筆中。
今回はついったで記した試合レビューに一部加筆し、こちらに載せたいと思います。


【選手採点】

1 三上 5.5 経験値の割には健闘した方では
2 堀江 5.5 スローイングは9/12。想定よりは悪くないが
3 畠山 5.5 後半のスクラムは力負け
4 伊藤 6.0 マコウにも低く鋭く立ち向かう
5 大野 5.0 普段と比べ、激しさは弱め
6 ツイ 5.5 攻撃時は相手守備陣をかき乱した
7 ブロードハースト 6.0 最も印象に残る働き。80分間維持できた事を高評価
8 ホラニ 4.5 先制トライに繋がる痛いミス。試合の流れに乗れず
9 田中 5.0 終始攻め急いだ印象。タックル成功率も6/10
10 立川 5.5 負傷交代。どこまで通用するか見たかった
11 福岡 6.0 ラストのトライは惜しかったが、今日は守備の日
12 ウィング 5.0 効果的な突破は見られず
13 サウ 5.5 攻撃で奮闘も、守備で甘さが
14 廣瀬 5.0 キャプテンシーは発揮できず
15 五郎丸 5.5 キック好調。守備位置は要改善か

16 青木 - 時間短く評価無し
17 長江 - 時間短く評価無し
18 山下 5.5 スクラムは一時息を吹き返した
19 ルーク 6.0 マイケルと共に、ラストプレーで持ち味出す
20 菊谷 5.5 ボールキャリアーとして存在感
21 小野 - 時間短く評価無し
22 田村 5.5 後半の状況では持ち味出すのも厳しいか
23 藤田 5.0 ひたすら裏を狙われた
監督 ワイズマンデル 5.5 山下までは選手起用も良かったが…。
                    初戦としては荷が重かったか


【試合雑感】


熱さは見せれど…


奮戦するも、崩すに至らず。
そんな印象がひたすら続いた80分間だった。

前半20分まではセットプレーで優位に立ち、五郎丸のPGで6-7という試合展開に持ち込む。
オールブラックスがミスを連発するという、意外な展開があっての事なのだが。
しかし、ハイパントの処理やブレイクダウンで後手になってしまい、その後はオールブラックスペース。
前半は攻めでは寄せのスピード、守りは大外の数的不利という課題を残した。

オールブラックスの怖さを実感したのは、むしろ後半である。

試合前に私は、「両者に横たわる個人の力量差を把握したい」と私は記していた。
それはつまり、「修正能力」ではないだろうか。

前半の戦いをヒントに、次第に対応力を上げ、攻略法を見出すオールブラックス。
セットプレーでの変貌ぶりは、思わず他のチームを見ているのでは?と錯覚したくらいだった。
攻撃で執拗に狙われのは大外の裏…個人名を挙げれば、藤田の裏だった。
バリット、ピウタウのトライはその最たるもの。
とは言え、藤田個人の責任というよりも、CTBや五郎丸のポジショニングも(ラインが高すぎる)考慮しなければならない。
組織的守備の未整備は春からの課題だったが、残念ながら改善の兆しは見えない。

不利な状況の中、日本は流れを変えられなかった。
廣瀬のキャプテンシーを感じるシーンも乏しく、控えのメンバーにも「スーパーサブ」と思しきメンバーはいない。
トンプソンのプレーからは気迫が伝わったが、焼け石に水だった。
気持ちの問題と言うよりかは、ゲームメイキング出来る「賢さ」という部分で差がついてしまった事を踏まえ、今後の戦い方を進めていかなければならないだろう。



福岡の「幻のトライ」に視線を送るゴール裏

会場の雰囲気についても一言。
応援の盛り上がりとしてはウェールズ戦の方が上だった。
サッカー風に言えば、「ガンバの遠藤のプレーが見たいJ2サポ」という感じだろうか。
ま あ、自分も「ABsのプレーが見たい」が上位概念になってしまったのですが…。

例えオールブラックスだったとしても、お客さんじゃなくて、敵として迎えられるかどうか? というのがスタンド側の課題ではないだろうか。
宿沢広朗氏は「試合前後は戦争で、試合後のみ平和が訪れる」とテストマッチを定義していた。
もちろん、試合前後の暴力行為や過度の煽りは推奨しない。
しかし、何らかの特別な高ぶりがある試合だという事を、頭の中に入れて相手チームを捉えるべきだろう。

その逆の「サポートの文化」も大切に育てていかなければならない。
代表ユニで応援しよう!という「RED OUT」プロジェクト始め、試みは幾つか成功したと思う。
ただし、ピッチのプレーと同じで、代表戦だけで一気に出 来るものでは無いと思う。
普段から「サポート」という視野で、贔屓のラグビーチームを応援できるかという事も、併せて自分の中の課題としたい

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