その一方で「フルタイム」という表現はなんだかつまらないな、とも思ってしまう。「試合終了」以外には意味を有さず、表現としての奥行きはあまりない。何よりラグビーのゲームを見終えた後に、これは「フルタイム」ではなく「ノーサイド」と表現すべきでは? と思うことが多々あるのだ。
――「あの時のノーサイド」プロローグより抜粋
「あの時のノーサイド」は拙ブログで好評だった記事を4つに絞り、土台を残しつつ大幅にリライトしていったものです。あと、冒頭に1000字弱のプロローグを加えました。
ちなみに、タイトルの読み方は某芸人よろしく「あんときののーさいど」でお願いします(笑)
高校、大学、社会人とカテゴリーごとに作品を挙げていきました。まあ、大学と社会人でひいきのC大が出過ぎだろ! という意見は重々承知しております…汗
一つの試合を追うだけじゃなくて、年間を通して追うチームもあるし記事も書けるよ! というアピールということで、ご了承下さい。
ブログを頻繁に更新するキッカケが2011年のW杯における日本代表の惨敗でした。
ライブドアブログ時代の記事を読み返していると、ずいぶん偉そうな話ばっかりしていてお恥ずかしい限りです。
あの時は意識の高い系ラグビーファンとよく喧嘩もしたり(?)していました。お前の鼻の高い発言も意識高い系じゃないか! とつっこみたくなりますが。まあ、今よりも注目度の高いアカウントとしてラグビーファンに認知されていたかもしれませんが、今思うと過激な事ばかりしていたなと反省しております。
4年間で日本代表が躍進しラグビー界が盛り上がる一方、「とにかくラグビー界を変えないと!」という喧噪に息苦しさを感じていました。
そんなノリとはかけ離れたところに位置する作品を選んでいるところに、今の自分の心の位置が見え隠れしているのかな? と思っています。
まあ、日本代表がW杯で勝とうが負けようが、僕は自分の好きなラグビーを自分が支えられる範囲で応援していくという事に変わりはありません。
そんな決意表明の意味合いも込めて、「あの時のノーサイド」は出来上がったとも思っています。
「自分はこんなラグビーファンでいいのかな?」という疑問を抱いていたり、ラグビー界の息苦しさに疲れているファンの方々に、この作品が届いてくれるならばとても嬉しいの一言に尽きるのです
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