イーグルスに現れた謎の新マスコット、カノンちゃん
シルバーウィークはトップリーグ、ワールドカップ、大学ラグビーと、まさにラグビー三昧な日々を過ごしております。
昨日は先にW杯の記事を更新しましたので、今日はトップリーグのリコー対キヤノン戦を手短に。
勝負を決定づけたWTB長谷川のスーパーラン!
リコーが幸先よく先制トライを挙げるも、その後はキヤノンがゲームを支配した前半だった。
SOのマーフィーの長いキックで陣地を確保し、ペナルティを得ると着実に三友のキックで加点する。「空中戦」がハマった格好だった。
一方、リコーはポヒヴァ、エモシらの大型FW陣を走らせたかったが、相手ディフェンスやミスで効果的な攻撃ができない。
前半25分にカウンターからビッグチャンスをつくるも、その後のプレーでFLの武者が反則を犯し、しかもシンビン。流れに乗れない前半を象徴しているかのようだった。
前半は10-16でキヤノンがリードして折り返す。
後半もPGで加点するなどしてキヤノン優勢だったが、次第にリコーも敵陣進出回数が増えてきた。
後半18分にモールでトライを奪い反撃の狼煙を挙げ、更に21分にはラインアウトから展開したボールを長谷川が受け取ると、そのまま40m近い距離一気に走りきる。「縦の突破が強いリコー」を象徴するかのようなスーパープレーだった。
このトライで逆転し、最後はキヤノンの反撃を防ぎ切り22-19でノーサイド。同業種のダービーマッチはリコーに軍配が上がった。(通算成績はリコーの2勝1敗)
W杯期間中のプレシーズンという事もあり、ちょっと「緩い雰囲気」だったかもしれない。しかし、両チームともピッチ内はもちろん、ピッチ外でもイベントを通して良き対抗心を燃やしていたと。
試合後の共同撮影会も「ノーサイド」の精神を具現化する良いイベントだった。
特に驚いたのは、キヤノン側の応援も熱かったということだ。リコー側に応援が上手い人間(?)がいるのは有名だが、キヤノンも彼らなりにファンを鼓舞し、テンポよく声援を送り続けていた。
試合終了も近づいたころだっただろうか、両チームの応援席から同時に応援が響き渡り、ラグビー場の盛り上がりは観客数以上のものとなった。その姿にはゴール裏で写真を撮影していた自分も感動してしまった。
「コピー機ダービー」というカルチャーは着実に築き上げられている。
W杯だけがラグビーを盛り上げる装置だとは限らない。「普段のラグビー場」を楽しく、暖かい場所にしようとする人々がいることもまた、非常に大事なのである
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今そこにあるラグビーを取り上げた拙著もよろしくです
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