2016年4月27日水曜日

【プロ野球】素敵な夜を



勝った広島東洋カープの「印象に残ったシーン」を挙げればキリがない。

この日は沢山のホームランを見ることができた。2回表に3者連続アーチ(5番、6番、7番!)はもちろん、7回表には期待の若手・鈴木誠也のだめ押しグランドスラム、9回表はエルドレッドがバックスクリーン直撃の一発。山田のアーチも非常に巧みな技術の賜物だったが、正直霞んでしまった感は否めない。

失点は3点に抑えることができた。先発のジョンソンは不安定なシーンもあったが、我慢の投球で傷口は広げずに済んだ。ピンチの場面も二遊間のプレーヤーが救ってくれた。

この日の広島の選手たちは、打線を中心に非常に集中してプレーをしているという事が伝わってきた。まるで何らかの使命感を抱いているかのように。ほぼ全員平均点以上の採点を与えることができるだろう(唯一のミスは堂林の牽制死くらいか)。

しかし、この日のヒーローを挙げるとするならば、全会一致で「彼」を指名せざるを得ないのもまた事実である。
第2打席以降、カープの4番打者は今日に限り、何をしても許される存在となった。5打数2安打1打点。ショートフライ、レフトへのタイムリーツーベース、三振、センター前ヒット、三振。結果は明暗分かれたが、レフト側応援席のテンションが下がることはなかった。
猛打が爆発した今日の打線において、この成績は平凡なものに分類されるはずだった。でも、そうならなかった。なぜならば、彼がヒーローに選出される条件は、1本でもヒットを打てば満たされるものだったのだからだ。

2000本安打達成というメモリアルゲーム。それを圧勝で飾ることができた。この夜の試合は多くのカープファンにとって、素敵な思い出に変貌したに違いない。
そして、いつまでも語り継がれることだろう。新井貴浩という、良くも悪くも多くのファンに可愛がられてしまったバッターと共に……

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