2014年6月17日火曜日

【ラグビー小話】「任せられる」選手について



ワールドカップで世間が大盛り上がりした後、僕は山奥のグラウンドに足を運んだ。
ラグビー春季リーグ戦・中大対大東大。
久々の母校グラウンドにて、中大ラグビー部の応援である。

試合寸評も後日更新したいと思うが、今日は特に印象に残った選手を1名ピックアップしたいと思う。
Bチーム戦に出場していたFL・赤池選手だ。




彼のプレーを初めて見たのは昨年春の法大戦(●31-66)。
期待の1年生として、スタメンに名を連ねた。当然、ファンの期待も高かった。
だが、新人特有のプレッシャーでプレーは重く、パフォーマンスは低調の一言。
後半早々に交代し、遠目で見る限り、ベンチの監督から叱咤されているようだった。
以降、Aチームでの出場は叶わずにいた。

さて、迎えた大東大戦。試合前は彼がスタメンであることをすっかり忘れていた。
が、彼の名前を思い出すには、充分過ぎるパフォーマンスだった。
モールやブレイクダウンにおいてFW全体の威力・圧力が強かったのもあるが、「最後は赤池にボールを預けよう」という雰囲気が常にあった。
3トライという結果がそれを裏付けている。

FWのスタメン争いは激しいが、大東大戦と同じような役割を担いながら、より上のレベルへと上がってほしい。
ゲームを「任せられる」選手になるというのは、上級生になるにつれて大きな意味を持つのだから

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