2014年6月19日木曜日

【サッカー小話】敢えて向こう側に飛び込め?



サッカーW杯、日本代表の初戦を僕は普段とは違うPVに参加することにした。
場所は阿佐ヶ谷ロフトA、イベント名は「ロック総統と党員たちによるJ2目線な観戦会 日本vsコートジボワール」である。

簡単に説明すると、この場所でJ2所属のサポーター有志によるトークイベント、「燃えろ! J2党」が度々行われており、今回のPVはそれのスピンオフ的な企画にあたる。
私も度々J2党の観覧には伺っていたので、今回もあえて地下から最高峰のW杯を眺めてみようと思い、足を運んだ。

普段であるとコアかつニッチなJ2サポで溢れるのだが、今日は雰囲気が少し違っていた。
比率はJ2サポと近隣住民が半々ぐらい。
サブカル色の強い地域とは言え、ライトな層がある種の勇気を持って阿佐ヶ谷ロフトに飛び込んで来たのは、自分にとっても少なからず驚きがあった。
ロック総統のコアなトークにも「?」な空気は少なからずあったが、試合が始まれば一緒にニッポンコールを送り、本田のゴールに喜び、よもやの逆転負けで悔しがるのは、誰しも一緒だった。




「代表で盛り上がるサポーターを、Jリーグなどの身近なサッカーへと結び付けるには?」という話題は度々起こる。
なかなか有効な答えも出てこない。
そんな中で自分が考えているのは、ロフトに集まった近隣住民と似たような体で、「ある層が別の文化を持った層に飛び込む」という手法を実践することだ。

いわゆるライト層をコアな方に呼び込むだけでは、招待する側は温度差に悩まされる可能性が高いし、招待された側には一定のプレッシャーがかかる。
ならば、どちらかが(できればコアな方から)別の世界に飛び込み、お互いを理解しながらコアとライトの壁を溶かして、双方のコミュニティを発展させる…そういう手法で、新たなダイナミズムを生み出してみるのはどうだろうか?

容易では無いと思うが、W杯という巨大装置が双方の壁を融解しつつある今はチャンスである。
かつ、あの日の阿佐ヶ谷のように「サッカーをみんなで見るのは楽しい」という原則を守れれば、取り越し苦労に終わりそうな気もする


※阿佐ヶ谷ロフトではギリシア戦もPVを実施する予定。 お暇な方はぜひ!

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