2014年7月1日火曜日

【雑食系サッカー日記】神奈川県サッカー選手権大会決勝戦 神奈川大学対Y.S.C.C



この時期のサッカーは二つに分かれる。
ワールドカップのような超巨大なサッカー大会と、
天皇杯予選のようなコミュニティレベルのサッカー大会とに。


…そんな前置きはさておき、天皇杯決勝戦の前倒しやW杯によるJ中断期間の発生により、天皇杯の予選も例年より2か月以上早く開催される事になった。
今週は各地で天皇杯県大会予選決勝が行われ、来週はなんと天皇杯本戦1回戦が行われるのである!
例年と異なるので、少し季節感が狂いそうになる。

決勝戦のカードは神奈川大対Y.S.C.C。天皇杯らしい、異なるコミュニティどうしの戦いである。
前者は昨年も天皇杯予選以来だが、勝ったとは言え元気の無さが少々残念だった。
とは言え、今回はJ3の相模原を破って堂々の決勝進出。侮れないチームになってきたという事だろうか。
後者のサッカーを観たのは春のU-22選抜戦。こちらも相手のプレーに気圧され気味だった。
要するに、両者の良い時の「スタイル」というものをまだ見ていない。
天皇杯の切符はもちろん、互いのサッカーの質も気にしながら試合を見ることにした。





Y.S.C.C、先制ゴールより1枚

試合の入りは神大が良かったのだが、惜しいシュートを外しているうちに、Y.S.C.Cペースに。
神大のパスミスをY.S.C.Cがしぶとく奪い、ショートカウンターを連発。
押し気味に進めた前半40分、素早いリスタートから上げられたクロスを、松田が頭で合わせて先制。
ここからY.S.C.Cは盤石の試合運びを進める。
後半は時に5バックを敷きながら、相手の強力なサイド攻撃を封じる。
後半36分にはスルーパスに抜けた松田がフリーになり、冷静に相手ゴールに流し込む。
残り時間は神大もボールを前に運んだが、Y.S.C.Cのブロックに成す術なし。
試合は2-0でこのまま終了。
双方の選手が試合後倒れこむ姿を見ていると、この試合に賭ける気持ちが伝わってきて、胸が熱くなった。




Y.S.C.Cのサポーターからは物足りないという意見もあったが、トーナメントを意識した締まった戦い方には好感が持てた。
前半のプレスとカウンター、そして後半の頑丈な守備。メリハリの付け方が勝因と言えそうだ。
J3では苦戦が続くが、天皇杯を浮上のキッカケにしたい。




特に予備知識を持って試合に挑んだ訳では無かったのだが、神大のプレーヤーはとても印象に残った。
ゲームメイク担当の伊東を中心に、サイドからのコンビネーションで崩す様は、ザックジャパンの良い頃のサッカーとオーバーラップした。
相模原を破り、関東2部の首位を走るのはフロックではないと実感した。

一人印象に残るプレーヤーを挙げるとすれば、CBの杉山主将となるだろう。
熱いコーチングと激しいプレーで、常にチームを鼓舞する。まさに大学サッカーのキャプテンとしては、理想的な人物像である。

あくまでも外野の経験に基づく直感ではあるが――天皇杯への千載一遇のチャンスは逃したとは言え、このキャプテンと共に、今のチームの姿勢を維持して戦い抜けば、いつか大きな財産を手に出来るはずだ

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