セットプレー時、守備担当として後方待機する八角
「うちにいた時と同じ役割かよ!」と、思わずつっこんでしまった
試合の感想の前に、自分の名前についての「あるある」を話したい。
「ツヨシ」さんと言うとベターなのが「剛」という、芸能人でも多数見られるこの表記である。
他に「ツヨシ」さんと言えば「毅」「剛志」という表記が挙げられる。
一方、「剛史」という表記は何故か7:3の割合で「タケシ」と呼ばれる傾向にあり、その肩身の狭さは「剛士」さんと同じくらいではないかと思われる(当社比)
そんな訳で、「ハッカク ツヨシ」さんの名前を見た時は非常に驚いた。
自分と同じ「剛史」さんなのか!
下らないかもしれないが、そういう理由で親近感が湧き、応援する事もあるというものだ。
そんな八角剛史選手は昨年横浜FCを去り、現在はギラヴァンツ北九州でプレーしている。
怪我でスタートは出遅れたが、最近はボランチの一角として常時スタメン出場し、低迷するチームを支えている。
この日の試合は久々の三ツ沢凱旋となる。
互いに勝ち星が遠く、もがいている夏。
ノスタルジーに浸っている暇はない…とは思いつつも、黄色ユニの背番号8には目がいってしまいうのだった。
キムの追加点より
退屈な我慢比べの一言で終わりそうな前半に対し、後半は残酷なほど良し悪しのコントラストがはっきりしてしまった。
前半はロングボール中心に、抑える攻めを展開していた北九州だったが、次第にダイレクトパスが決まり始める。
八角・新井の両ボランチから効果的なボールが、サイドハーフと前線に供給されていたのも大きかった。
62分には右サイドからのクロスを森村が、69分にはFKからキムが上手くマークを外してゴールを奪う。
戦意喪失に追い打ちをかけるように、不用意な行為で森下が一発退場。
10人になって目が覚めたかのように、横浜は慌てて攻撃するが1点どまりに終わった。
1-2で北九州の勝利。
連敗を脱出し、安堵の表情を浮かべる北九州の選手に対し、横浜側は重い空気がただただ広がっていた。
どうしても前任者の頃の北九州が強烈だったので比べてしまいがちだが、今の「柱谷北九」も悪くない方向に進んでいると思う。
我が軍の選手がコロコロ転んでいた姿からも解る通り、「球際の激しさ」は今も衰えていない。
そこで1つ加えたいのが、以前よりも「無駄に熱くなる」事は少なくなったという事だ。
非常に落ち着いていて、フェアにボール争奪戦を行っている。
そこは柱谷氏なりの哲学が裏づけられつつあると言えよう。
八角、渡邊、池元の元フリエ組(広い意味では大島)は元気な姿を見せてくれた。
終始冷静な八角、負けん気の強いコンタクトを見せる渡邊…それぞれ思い入れのある選手なだけに、活躍は歯がゆくもあり、嬉しくもある。
ゼロからのチームビルディングは大変だと思うが、北九州のサポーターに認められる選手になって欲しいと、切に願うのみである。
我らが横浜FCにとっては「今季ワーストゲーム」という評価を下さざるを得ない。
確かにナ・ソンス投入後は熱くなれたが、先行逃げ切りのチームが80分間眠っていたというのは頂け無さ過ぎる。
そして、森下のあの行為には非常に怒ってしまった。
「故意では無かった」
「厳しい判定だった」
「退場した後、みんな穴を埋めようと頑張ってくれた」
「今まで守備の屋台骨を支えてくれた」
…冷静になるとそういうエクスキューズも充分理解できる。
ただ、それを差し引いたとしても、集中力を欠き、軽率すぎる行為でレッドカードを貰ってしまった事について、重く受け止めて欲しい。
それは1試合の出場停止でで終わるものではなく、シーズンの流れをも左右しかねないのだから。
もう自惚れてはいけないと決心した。
やはり横浜FCは「弱いチーム」であり、それを自覚した上で戦い、サポーターもファンも支えていかなければならない。
上位か、中位か、はたまたJ3か。
未来はどうなるかまだ解らないが、現状を理解し、その試合を全力で足掻かなければ、未来は拓けないと思う
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