「個人への評価」を今年は重視する…と偉そうに以前記した。
それに対する具体的手段として、今回から「選手個人の採点」を始めてみようと思う。
サッカー雑誌で良く見かけるアレである。
学生記者時代は趣味で(?)サッカー観戦の際はよくやっていたのだが、もう数年のブランクもあるし、ラグビーでは初めてである。
最初は精度が非常に低いと思うのだが、そこは「尻上がりで精度向上を頑張る」「こういう試合の見方も有る事を示す」…という事でご容赦願いたい…。
応援に熱中する試合では出来ないと思うが、ニュートラルな試合では続けていこうと思う。
採点基準については下記の通り
・基準点は【6.0】
・0.5点刻み
・良いプレーを見せたら加点、悪いプレーを見せたら減点
・20分以上プレーした選手が評価対象。ただし、「決定的な活躍をした選手」は出場時間20分以下でも採点します
そういう事で、トップリーグ開幕戦・サントリー対NTTコムの試合は下記の通りになりました。
1尾崎5.5
2青木6.5
3畠山6.0
4篠塚6.0
5真壁6.0
6スミス6.5
7佐々木6.0
8竹本隼6.5
9デュプレア6.5
10小野晃6.0
11小野澤6.5
12ニコラス7.0☆ (私的MOM)
13平6.5
14長野5.5
15有賀6.0
16金井6.0
17石原-
18池谷-
19朴-
20ツイ6.0
21日和佐5.5
22ピシ5.5
23宮本6.0
監督大久保6.0
1 秋葉 5.0
2 白 4.5
3 斉藤 5.0
4 イートン 6.0
5 ロス 5.0
6 笠原 5.0
7 小林 5.5
8 山下 5.0
9 鶴田 5.0
10 川本 5.0
11 友井川 4.5
12 佐藤 5.0
13 サンダース 6.0
14 小川 5.0
15 沼尻 5.0
16 濱田 5.0
17 山口 5.0
18 小野慎 5.0
19 木曽 5.5
20 石神 6.0
21 西村 -
22 君島 -
23 カウラリアヘンリー ×
監督 林 5.0
【試合寸評】
○サントリー 32 - 6 Nコム●
コムはセットプレーで優位に立ちたかったが、さっぱり決まらず。
結果的には「よく走ったサントリー」と「終始走らされたNコム」…という印象。
足をつるコムの選手が印象に残った。
後半はコムも選手交代で立て直したが、やはりセットプレーは不発。
サントリーは強かにリードを広げて、残り30分はオプションテストの場にしてしまった。
エンジンのかかりかた
小野澤の負傷もあり、サントリーは大幅にゲームプランは狂ったはず。
コムの不甲斐ない戦いを差し引いても、後半無失点という事実は実に大きい。
日和佐や小野が普段とは違うポジションについたのに、それでもチーム全体で慌てずに試合をクローズ出来た。
組織全体として、根付いているモノが違うと思い知らされた。
しかし、まだ本気を出していないだけに、どうエンジンをかけていくのかは気になるところだ。
Nコムで一番勿体ないと思ったのが「理想を捨てきれなかった事」。
本来はセットプレーで押しこみ、バックス勝負…なのだが、それをサントリーは一切させなかった。
させなかった事で、サントリーのペースになってしまった。
唯一それが崩れそうだったのが、SOやFBからのハイパントだ。
昨年のサントリー対九電戦でも顕著だったが、ハイパント+ハイプレスのコンビネーションはサントリーが最も慌てるシチュエーションである。
この日も何度かサントリーのDFが崩れそうになったのだが、パント後の攻撃は視野が狭く、トライに結び付けられなかった。
予想以上にラグビーが出来ていなかったので、今後に不安が残る。
ニコラス+平の安定感
試合終了後、トップリーグで初めて1,000得点を達成したニコラスに対しセレモニーが行われた。
「長年ニコラス選手とコンビを組んでいらっしゃる…」という紹介を受け、平が花束を贈呈した。
良く考えてみたら、この2人がコンビを組む事が非常に多い。
サントリーでもそうだし、JKジャパン時代もこの2人が固定されていた。
この両者以外を想像する方が難解なのかもしれない。
ニコラスのパフォーマンスは「抜群の安定感」に尽きる。
オフェンスにしてもディフェンスにしても、常に人々が求めるパフォーマンス以上のモノを発揮している。
一時期、キックが不調なシーンもあったが、昨年から再び得点を重ねられるようになってきた。
安定感の維持と進歩。34歳という年齢も、段々信じられなくなってきた。
ニコラスが交代した後、個性を放ったのは平だった。
バックス陣を引っ張り、効果的なロングパスも幾つかあった。
ただし、それ意外の選手が不慣れなポジションに着いていたのが勿体なかったが…
ニコラス個人でも、あるいは平個人でも、充分今のサントリーならば良いパフォーマンスが出来ると思う。
世代交代が進めば、そういうシーンも見られるのかもしれない。
(ニコラスもこの試合で傷めたらしく、次戦の出場は微妙との事…)
しかし、彼ら2人の積み重ねと功績においては、それを凌駕するのは難儀な事ではないだろうか
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