集いし市内のゆるキャラたち
☆試合寸評 横浜FC 0-2 京都サンガF.C.
世間で言われているほど悲観的なプレーの質では無いと思う。
ただ、今一番欲しいものが「勝ち点」である以上、不満と不安は残る一方だ。
横浜FCの試合の入りは悪くなく、前を向き、アグレッシブにボールに絡むプレーをみせる。
しかし、京都にサイド裏のスペースを突かれ始めてから押され気味に。
前半14分にコーナーキックの処理がうまくいかず、詰め寄っていた大黒に先制されてしまった。
その後も試合を支配するのは京都。
京都はボールキャリアーにしっかりプレッシャーをかけており、そこからチャンスをつくる。
横浜はボールを失い続け繰り返し、なかなかシュートチャンスへと持っていくことが出来なかった。
そして前半45分に話題の2得点目、ペナルティエリア内の間接FKから石櫃の豪快なゴールが生まれる。
(間接FKに至るプロセスはこちらをご参照願いたい)
GKの遅延行為がそもそもの始まりだが、1点目以降いつも大黒が「嫌な間合い」で渋谷に常に詰め寄っていたという伏線もあったと思う。
経験の浅いキーパーにプレッシャーを与え続けた、酸いも甘いも知っているベテランストライカー。
守備陣全体が覚束ない時間帯だっただけに、悔やまれるプレーだった。
何より、久々に見た大黒は本当に嫌なベテランになったものだと…。
後半は京都の運動量も落ち、横浜のポゼッションが機能し始める。
しかし、ゴールの臭いがしたのはクロスにホナウドと野崎が飛び込んだシーンのみだった。
ホナウドと野崎の2トップは相性が非常によく、継続して連携を深めて欲しいと思わせるものだった。
ただし、彼らを活かすのならば、サイドからのクロスだけではなく、もっと斜めに切れ込む動きや、中央を意識した動きも必要ではないだろうか。
クロスが合わず、ことごとく弾き返された様子を見るたびに歯がゆさが残る。
全体的にシュートが少ない試合だったとはいえ、相変わらず我々のシュート数は改善されないのもがっかりである。
試合全体を通して、横浜FCは悪いプレーはしてなかったと思う。
でも、勝つためのプレーをしっかりやっていたのは京都だった。
そういう意味で安定感の差はハッキリ見えた試合だった。
現在の順位は17位。
果たして、横浜FCはどこへ向かうのだろうか。
山口監督のやりたいサッカーと降格覚悟で心中するのか。
それとも、何らかの手を打ってとにかく勝ち点を得るためのサッカーをするのか。
そろそろハッキリさせる時期では無いかと思う。
ピッチの内のプレーも、ピッチ外のそれ以外の部分も、熱が失われ前に進むことが出来ない今を、ただただ憂うしかない
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