2015年4月20日月曜日

【前編】太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ・保土ヶ谷大会 個人的雑感


今年も女王の独走は止まらない?


19日は保土ヶ谷ラグビー場に足を運んだ。昨年よりスタートした「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」が開催されたからだ。
本大会はは、女子の7人制ラグビーでは国内トップレベルの大会の一つであり、「女子ラグビーの現在地」を知る上でも重要なものである。
私自身にとっても、女子ラグビーを観るのは久々であり、かつこれまでは「男子の前座」的なものが殆どだった。
「女子ラグビー」がメインディッシュの大会というのは、これが初めてだろう。

昨年はARUKAS KUMAGAYAが全大会を無敗で戦い抜き、シリーズ優勝。
保土ヶ谷大会も危ない試合は多々あったが、終わってみれば全勝優勝。
本シリーズも「打倒 ARUKAS」が一つのテーマになりそうだ。



高校生チーム、石見智翠館の奮闘も印象的だった

まず、大会全体を振り返ってみたい。
今大会を通じて思ったのが、「以前の印象よりも女子ラグビーのレベルは向上している」、かつ「10代の選手のスキルは非常に高い」というものだ。

セブンズがオリンピック種目として正式に決まったことは、これまで影の存在だった女子ラグビーにも光が当たっている。
プレーヤーの発掘が積極的に行われ、部活動以外のチームや大会も目立つようになってきた。「サクラセブンズ」や「ラガール」という言葉も徐々に、ファンの間で浸透してきている。

その胎動を今大会では、「若手選手の活躍」というかたちで認識することができた。
彼女らの足下には「プレーをできる喜び」が溢れており、視線の先にはオリンピックという壮大な夢がある。
「縮小を避けるには?」という視点語られがちな日本ラグビー界において、女子ラグビーという空間はそれを感じさせないポジティブなものだった。
当然、成長の先には苦しい局面にぶつかることは避けられない。ただ、彼女らを悲しませすぎないためにも、いちファンはやることがあるのではないか? と、背筋を再度伸ばして考えていこうと私は思っている。


という訳で、次回は大会で印象に残った場面を振り返っていきます

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