てなわけで、新作「挑戦者にも喝采を」が無事に無料配信される運びとなりました。
9日から13日まで無料ダウンロードを実施しております。
現時点でも多くの皆様にダウンロードして頂いており、大変嬉しい限りです。各種SNSにてRT、ふぁぼ、+1などのご協力にも御礼申し上げます。
さて、セルフライナーノーツも今日でラストとなりました。今回は〆の一品となる「普通の凡退」について解説です。
2月にも感想を記していますが、更に半年が過ぎて作品を見直した際の心情変化を中心に書いていこうと思います。
また、他のセルフライナーノーツ及びインタビュー記事などは下記をご参照下さい。
・セルフライナーノーツ① 「幸福すぎる90分間」について
・セルフライナーノーツ② 「あの時のノーサイド」について
・セルフライナーノーツ③ 「Lady goes ground」と「今野忠成が笑っていた」について
・群雛ポータルさんでのインタビュー記事
以前の記事でも書いたとおり、「普通の凡退」という作品は別冊群雛という場の力を借りなければ、未だに僕の胸の内に閉まっていたエピソードだったでしょう。
「記念日」というくくりで考えると少しはみ出した部分もあるかもしれませんが、とにかく表に出せて良かった……の一言に尽きます。
それと同時に、この作品に注いだ集中力も凄く高かったと改めて思います。オチについては何度も書き直していた日々を思い出しますね。
大喜利は「お題」という足かせがあるからこそ、それを乗り越えるだけの笑いが生み出されています。それと同じ役割を別冊群雛という舞台が担ってくれたのかもしれません。
米田さんの「雛の四季報」内にもたびたび「別冊群雛が作家の実力をワンランクアップさせてくれた」云々と書いてありましたが、これまた同感です。
故に、別冊群雛第2弾の刊行が凄く楽しみであり、次は作家としてよりも読者として思いっきり楽しみたいと思っています。書くのは一回やって相当疲れたので間を置きたいな……w
でも、本当にインディーズ作家のレベルや群雛というカルチャーの成熟という面でも、別冊群雛は継続して欲しいと考えています。普段は提案や要望のトピックスには大人しくしている性分ですが、この件については編集長をどんどん煽ります。
……さて、別冊群雛という場所を離れて「挑戦者にも喝采を」の中に作品を組み込ませた訳ですが、意外とすんなり馴染んでくれました。かつ、一つの柱として他の作品もサポートしてくれていると感じています。
本書は数で言えばセルフパブリッシング参加前の作品が圧倒的に多いのですが、作品の雰囲気は「普通の凡退」後のテイストに合わせて直していったというのが、この一冊全体の特徴だと思いました。
次は自分の「型」を壊した作品を書きたいという気持ちもある一方、この作品は羅針盤という存在であり続けてくれると考えれば、非常に心強いですね。
そんなわけで、「挑戦者にも喝采を」が多くの方々に読まれ、かつ楽しんでいただけることを願い、しばらく販促に務めていこうと思っています。何卒よろしくお願いいたします!
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