2015年10月19日月曜日

【スポーツエッセイ】神宮の中のノスタルジー



10月19日というのは多くの野球ファンならばご存じだと思いますが、88年に近鉄バファローズとロッテオリオンズが川崎球場でダブルヘッダーをした日であります。




そんな歴史的な日なので、僕も今日は野球を観に行きました。東京六大学野球リーグ戦の慶大対明大戦です。
試合は8回まで明大が先発・柳投手の好投もあって4点リードしていたのですが、9回表にここまで2安打だった慶大も猛反撃。代打・沓掛の3ランホームランで「もしや!」という流れにもなったのですが、最後はドラフト1位候補の上原がきっちり抑えてゲームセット。4-3で明大が慶大を下し、次週の法大から勝ち点をあげれば優勝という運びとなりました。ナイスゲームでした。

神宮球場は老朽化が進んでいると言われておりまして、そろそろ建て替えをしようという話も出ています。確かに、設備やアメニティには不満が多いのも事実です。横浜スタジアムがここ数年リフォームに力を入れているのもつぶさに見てきているから尚更なのかもしれません。




その一方で、あの日の川崎球場の記録映像を見ていると、ああいう熱狂とノスタルジーを感じさせる空間に紛れ込んでみたいなあ、という気もしてしまいます。神宮球場はその疑似体験ができる、数少ない野球場なのかもしれません。
六大学や東都も佳境ですし、締めの明治神宮野球大会もこれからです。秋のうちにもう1回、足を運べれば良いなと思っております

そういえば、27年前も「4-3」と「4-4」の試合だったので、不思議とスコアも似ていますね…?

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