2015年10月4日日曜日

【ラグビー】トップリーグ コカ・コーラ対豊田自動織機&ホンダ対クボタ戦の個人的雑感



遠く離れたイングランドでの熱気とは裏腹に、駒沢陸上競技場は穏やかな青空と空気が広がっていた。

トップリーグプレシーズンリーグはグループリーグ戦が終了し、今週はトーナメント1回戦。ここで開かれているのはシールドトーナメント、簡単に解説すると「グループリーグで最下位だったチームどおしの対戦」である。

悪く言えば「最下位争い」なだけに、上位チームと差が生じているのはいなめない。がくっ、とくるミスや凡プレーも散見された。
「やはり役者が揃わないと厳しいのだろうか」。ふとそんな思いが頭をよぎる。W杯を戦う日本代表選手はもちろん、7人制日本代表の選手も遠征を重ねているため、所属チームの試合には出場できない。
桑水流がいればあの局面も守り切れたかな? とか、立川がいればマプーのラインブレイクも強力になるのかな? とか、レメキがいればホンダの攻撃は単調にならないのに…とか。



そんなモチベーションが保ちにくい中だからこそ、ぴりっと試合を引き締める選手の評価は高くなる。
今日はベテラン選手の活躍が目立った。シャトルズのオフェンスに勢いを与えたジェラード。スピードで相手を置き去りにしたクボタのダニエル。敗れたとは言え、ホンダの司令塔小西の丁寧なパスとキックにも好感を抱いた。

ついつい遠く離れた大舞台に目が行きがちだが、もう2019年への戦いはスタートしていることを忘れてはいけない。挙げた選手たちが4年後、その舞台に立っている可能性はゼロだと誰が言えるだろうか?
来週でプレシーズンは終了する。どんな状況でも「未来に繋がるプレー」を、観客たちに示し続けて欲しい

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