昨年のトップリーグ開幕戦より
ラグビーW杯で日本代表の試合が終わり、今日のトップリーグ開幕を迎える約1ヶ月もの期間。それは多くのラグビーファンが体験したことの無いモラトリアムだった。
帰国時は多くのファンに迎えられ、その後の取材攻勢やテレビ出演の嵐は追いつけないくらいだった。特に、五郎丸はかのポーズ含め大々的なブームになっている。(そんな有り難いポーズだとは知らなかった!)
先日もセブンズの五輪予選が地上波のゴールデンタイムで放送されていた。桑水流主将の顔が堂々と流れる姿を見ていると、もはやこの流れには逆らえないと思わざるを得なかった。
今の状況は多くの人々に「ラグビーが見られている」状況なのである。
そして、この「見られている」状況だからこそ、キャリアの長いラグビーファンたちは気をつけなければならないことがある。
今までラグビーに興味が無かった人々が、大量にスタジアムに駆けつける。彼らにとって初めてラグビーに触れる瞬間、様々な新しい気づきを我々に提供してくれることだろう。もちろん、それはポジティブなものだけではなく、ネガティブなモノも含めてだ。既存のファンが常識/正義だったものが、新しいファンにとってはそうでないこともある。
そのようなギャップと対峙した際、既存のファンはどう振る舞えば良いのだろうか?
ルールやマナーを説いて、それらに従って頂くことも必要である。その一方で、ある程度寛容なり、新しいファンを懐の中に入れていく事も必要だと僕は考える。新しく見られている視線をうるさく感じるのではなく、更なるムーブメントを起こすヒントとして用いるのだ。そうした活動が、ラグビーをブームではなく文化として根付かせる第一歩になる。
いよいよ開幕するトップリーグ。試合を楽しく見つめている我々の振るまいが、新しいラグビーファンにしっかりと見られて貰えるように、これからも草の根の活動を頑張っていかなければならない
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