2013年12月14日土曜日

【12/8】名古屋ラグビー遠征記 後編



・瑞穂公園ラグビー場に到着。
まずはゴール裏でまったり大東大の応援に務める。
風景的にはこんな感じ。


・第50回全国大学ラグビー選手権大会 グループA
大東大 45-24 関西学院大

【試合寸評】


伊織ちゃん…と勝手に言ってますが、梶のランニングスキルには惚れ惚れです

前半は固さが見られた大東大だが、後半は爆発。
風や日差しを考えると、キックを多用しても良い展開だったが、敢えてランニングラグビー一本勝負。
これが功を奏したか、足の止まった関西学院ディフェンスを何度も置き去りにする。
個人的MOMは淺井。
川向→淺井のコンビネーションだけでどれだけチャンスを生み出せたことか…




・第50回全国大学ラグビー選手権大会 グループD
中大 28-29 京産大

【試合寸評】



山下楽平のためにあった試合…簡単な片づけ方かもしれないが、これこそ「個の力」を有した選手であると、思い知らされた。
試合は中大ペースで進む。相手の堅い防御で苦戦するが、しっかりとボールを展開し相手守備を崩す。
シンビンの時間もあったが、14-3のリードで折り返した。
しかし、後半はスクラムとモールを立てなおした京産大の術中にハマる。
特にスクラムは、関東のチームとは違う強さと重さを感じた。
中大のロングキックも次第に狂い始め、最も恐れていた山下にボールが渡るようになる。

この日の山下はイメージしていたものと違った。
「単騎で大きくゲインを奪う」 それが試合前に考えていた姿だった。
確かに突破する場面も見られていたが、決して中大のマークが甘かったという訳でも無い。
問題は彼が「トライハンター」では無く、「アシスト役」に徹していた事だった。
オフロードパス、接近プレー…ここまで多彩にやられると、ため息しか出てこない。


【14-22】の場面では一方的な展開も覚悟したが、ここで中大で最も個の力を持つ男が魅せる。



後半23分 羽野一志、地元凱旋を飾るダイビングトライ!
選手交代もハマり、BK陣の動きが軽快になる。
後半31分 この日4本目のトライは今シーズンで最も「美しく崩せた」ものであると確信している。

この時点で6点差。正直怖い点差だったが、この調子でいけば…と思っていた…



色々と言いたい事はあるのだが、少なくとも80分間を無策で過ごしてはいなかった。
日大戦で壊滅的なラインアウトはノーミス。スクラムも押されはしたが、マイボールは素早く払い出し、キープする事ができていた。
しっかりと対策を立てていたし、京産大が想定を上回るプレーを見せていても、必死に立て直そうとしていた。

その一方で、後半の苦戦は「細かい不具合」が発生したことにより、生じたとも感じる。
点を取るチャンスはあったし、山下にボールを持たせない戦い方ももっと遂行できたはず。
紙一重のすれ違いが、最終的には大きく重く圧し掛かった。

サヨナラのゴールキックが入るかどうかは、正直言って実力ではどうしようもない部分である。
アンラッキーだったと吐き捨てたい…と感じてしまうのは、今の実力がありありと示されてしまったからなのだろうか?
アンビバレンスな問答は続く。


・そんなこともあり、帰りはやけ食い。
矢場とんの「わらじとんかつ」。1,680円也。
ソースがくどくないから、ご飯のお替わりもどんどん進む。


・18時過ぎ、ようやく帰りの新幹線に乗る。
車内では案の定モヤモヤしていた。
せっかくの旅だったのに…と思っていたら、ランダム設定にしていたウォークマンが、この曲を流してきた。





やり切れない そんな思いが 今日の雨を降らせても
新しい朝がいつものように始まる
そんな風に そんな風に 僕は生きたいんだ 生きていたいんだ


中大一座の旅は始まったばかり。
サイコロはどの目を示すかは解らないけれど、目的地だけは見失うことの無いように…

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